IFO注文とは?IFDとOCO組み合わせるとどうなる

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「新規注文はIFDで自動化できるけど、決済が利確か損切りのどちらか一方しか設定できないのが不便……」

そんな悩みを解決してくれるのが「IFO注文」です。IFD注文とOCO注文を組み合わせることで、エントリーから利益確定・損切りまで、すべてを一度に予約できます。

この記事では、IFO注文の基本的な仕組みから、具体的な使い方、メリット・デメリット、IFD注文・OCO注文との違いまで、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • IFO注文とは何か、基本的な仕組み
  • IFO注文の具体的な使い方
  • IFO注文のメリット
  • IFO注文のデメリットと注意点
  • IFD注文・OCO注文との違い
目次

IFO注文とは何か

IFO注文とは、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。「イフダンオーシーオー」とも呼ばれ、「IFDOCO注文」という名称で提供しているFX会社もあります。

新規注文と同時に、利益確定のための指値注文、損切りのためのストップ注文(逆指値注文)という2つの決済注文を、まとめて発注することができます。つまりIFO注文は、エントリー前に「入口」と「勝ちの出口」「負けの出口」をまとめて決めておく注文方法だとイメージするとわかりやすいでしょう。

具体的には、まず最初にIFD注文が約定し、その後OCO注文が自動的に発動する、という2段階の仕組みになっています。新規注文が約定した後に、利益確定と損切りのどちらかが約定すれば、もう一方は自動的にキャンセルされます。

IFO注文の具体的な使い方

IFO注文の使い方を、具体例で見てみましょう。現在レートが101円のとき、次のようなシナリオを描いたとします。

  • 「もし100円になったら新規で買いたい」
  • 「その後、レートが上がって101円になったら売って利益確定したい」
  • 「逆に下がって99円になったら損切りしたい」

このような場合、これら3つの注文をIFO注文としてセットで出しておくことができます。相場が思惑通りに動けば新規エントリーができ、その後上がれば利益確定、下がれば損切りを自動で行ってくれる仕組みです。

IFO注文の流れを整理すると、次の3ステップになります。

ステップ内容
STEP1エントリー(新規)・利益確定・損切りの3つの注文をあらかじめ設定する
STEP2エントリー注文が約定したら、利益確定・損切りの決済注文が自動的に発注される
STEP3利益確定・損切りのどちらかが約定すれば、もう片方は自動的にキャンセルされる

IFO注文のメリット

IFO注文には、次のようなメリットがあります。

  • 取引を自動化できる:IFD注文の仕組みによりエントリーから決済まで自動化でき、OCO注文の仕組みにより利益確定と損切りのどちらも自動化できます
  • チャートをずっと見る必要がない:一度設定してしまえば、頻繁にチャートを確認する必要がなく、仕事や就寝中でも取引が進みます
  • 利益と損失のコントロールがしやすくなる:新規注文時にあらかじめ利益確定と損切りの注文を設定するため、利益を伸ばそうとするあまり利確に失敗したり、損切りができずに損失額が膨らんだりすることを防げます
  • 感情に左右されない取引ができる:発注しておけば新規注文から決済注文まですべてが自動で行われるため、その場の感情による判断ミスを避けられます

エントリー前から損益をあらかじめ決められるため、リスク管理がしやすくなる点が、IFO注文の大きな強みといえます。

IFO注文のデメリットと注意点

一方で、IFO注文には次のようなデメリットもあります。

  • 注文が約定しない可能性がある:現在の価格と乖離した水準で新規注文を予約すると、時間が経過しても約定しないことがあります。想定したシナリオは合っているのに、わずかに価格が届かず順行してしまうケースもあります
  • 利益を伸ばしづらい:利確決済をあらかじめ設定するため、たとえば151円で利確を設定した場合、実際には152円や153円まで上昇しても、それ以上の値幅の利益は逃してしまいます
  • スリッページによる損失の可能性がある:想定していた損失額よりも大きな損失を抱えてしまう恐れがあります。特に決済逆指値注文でスリッページが発生すると、損切りが遅れて想定外の損失が生じることもあります
  • 短期売買にはあまり向かない:スキャルピングやデイトレードのように素早い判断が求められる取引スタイルでは、注文の設定に時間をかけすぎると、利益を得るチャンスを逃してしまうことがあります

IFO注文とIFD注文・OCO注文の違い

IFO注文の位置づけを理解するために、IFD注文・OCO注文との違いを整理しておきましょう。

注文方法決済注文の数特徴
IFD注文1つ(利確または損切りのどちらか)新規注文と決済注文をセットで出す
OCO注文2つ(利確と損切り)すでにポジションを持っている場合に、利確と損切りを同時に設定する
IFO注文2つ(利確と損切り)新規注文+利確+損切りをすべて一括で設定する

IFD注文とIFO注文の大きな違いは、決済注文の数です。IFD注文は新規注文と同時に1つの決済注文しか発注できないため、利確と損切りのどちらか一方は手動で行う必要があります。一方、IFO注文では新規注文と2つの決済注文を同時に発注できるため、より細かい戦略に対応できます。自動化と安全性を両立したい場合は、IFD注文よりIFO注文の方が便利な場面も多いといえるでしょう。

IFO注文を上手に使うコツ

IFO注文を実際の取引で活用する際は、次のポイントを意識するとよいでしょう。

  • あらかじめトレードシナリオを立てておく:どこでエントリーし、どこで利確・損切りするのかを事前に決めておく必要があります。トレードシナリオを立てるのが苦手な場合は、方向性がわかりやすい上昇・下降トレンド発生時に使ってみるのがおすすめです
  • 損切りラインを浅くし過ぎない:特に下落トレンド中の戻りは強い傾向があるため、新規注文のラインから十分な値幅を空けて損切り注文を設定することが大切です
  • 一定間隔で分割して発注する:一度に大きな数量を発注するのではなく、複数のIFO注文に分けて発注することで、エントリーのタイミングを分散し、リスクを抑えることができます
  • ある程度長期のトレードスタイルで使う:注文の設定に時間がかかるため、スキャルピングのような超短期売買よりも、中長期のトレードスタイルとの相性がよい注文方法です

まとめ

IFO注文とは、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、新規注文・利益確定・損切りの3つをまとめて設定できるのが最大の特徴です。エントリー前からあらかじめ「入口」と「2つの出口」を決めておけるため、チャートに張り付くことなく、リスク管理をしながら取引を進めることができます。

一方で、利確をあらかじめ設定するために利益を伸ばしづらい点や、想定した価格に届かなければ約定しない点には注意が必要です。トレードシナリオをしっかり立てたうえで、IFO注文を上手に活用していきましょう。

よくある質問

IFO注文とは簡単に言うと何ですか?

新規注文と、利益確定・損切りの決済注文2つを、まとめて設定できる注文方法です。

IFD注文とIFO注文の違いは何ですか?

IFD注文は決済注文が1つだけですが、IFO注文は利確と損切りの2つを同時に設定できます。

IFO注文のデメリットは何ですか?

あらかじめ利確価格を決めるため、想定以上に相場が伸びても利益を伸ばしきれない点です。

IFO注文はどんな取引スタイルに向いていますか?

中長期のトレードスタイルに向いています。短期売買には設定の手間がネックになることがあります。

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