「自動売買やインジケーターを駆使して、もっと本格的にFXを分析したい」
そんな方の間で圧倒的な人気を誇るのが「MT4(メタトレーダー4)」です。世界中のトレーダーに使われている取引ツールですが、国内でMT4が使える会社は実は限られています。
この記事では、MT4の基本的な特徴から、後継版であるMT5との違い、そして国内でMT4・MT5が使えるおすすめのFX会社まで、初心者にもわかりやすく解説します。
- MT4(メタトレーダー4)とは何か
- MT4の主な特徴(インジケーター・EA・バックテスト)
- MT4とMT5の違い
- MT4・MT5が使えるおすすめの国内FX会社
- MT4・MT5を選ぶ際の注意点
MT4(メタトレーダー4)とは何か
MT4(メタトレーダー4)とは、FXで用いられる無料の取引ツールです。ロシアのソフトウェア開発会社「MetaQuotes Software Corp.(メタクオーツ・ソフトウェア社)」が2005年にリリースし、初心者から上級者まで幅広いユーザーのニーズを満たす機能を豊富に備えているため、世界中のFXトレーダーが利用しています。
MT4は国内外の多くのサービス提供会社が取引プラットフォームに採用しており、その人気は依然として高い状況です。
MT4の特徴的な機能
MT4の特徴的な機能として、特に注目したいのが次の3つです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 豊富なインジケーターによる高度な相場分析 | トレンド、オシレーター、ボリュームなどにジャンル分けされた計52種類ものインジケーターが標準搭載されている |
| EA(エキスパートアドバイザ)を使った自動売買 | 24時間、感情を挟まずに自動で取引できるプログラムを設定できる |
| ストラテジーテスターによるバックテスト | インジケーターやEAの過去の成績を検証できる機能 |
MT4には、ボリンジャーバンドやMACD、RSIなどの王道系はもちろん、一般的なFX会社の取引ツールではあまり見かけないものも含めて、52種類のインジケーターが標準搭載されています。これらを駆使することで、相場の詳細な分析や売買ポイントの判断を行うことが可能です。
また、MT4はEA(エキスパートアドバイザ)と呼ばれる自動売買プログラムを使い、24時間自動で取引できる点も大きな特徴です。これから自動売買を始めたい人や、多様なインジケーターを使ったより高度な取引をしたい方に向いた取引ツールといえるでしょう。
MT4とMT5の違い
MT4の後継版として、2010年に「MT5(メタトレーダー5)」がリリースされています。MT5のほうが動作スピード、デフォルトで使える機能の数、画面に表示できる情報量など、さまざまな面でMT4よりも優れています。主な違いを整理すると、次のとおりです。
| 比較項目 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| リリース年 | 2005年 | 2010年 |
| 動作スピード | MT5よりやや遅い | より高速でスムーズ |
| チャートの時間足 | 9種類 | 21種類 |
| バックテスト | やや時間がかかる | より高速・高機能 |
| インジケーター・EAの互換性 | 豊富な資産が蓄積されている | MT4のものはそのまま使えない |
| 対応する国内FX会社の数 | 比較的多い | まだ少数 |
MT4とMT5はプログラミング言語が異なるため、MT4で使っているインジケーターやEAをそのままMT5に引き継ぐことができません。この互換性のなさが、MT4からMT5への移行をためらうトレーダーが多い一因ともいわれています。
ただし、MT4は現在、新機能の追加といった大幅なアップデートは行われておらず、開発の中心はMT5に移っています。すでにMT4に慣れ親しんでいて、豊富なインジケーターやEAをそのまま使い続けたい方はMT4を、最新の機能や高速な動作を求める方はMT5を、という選び方が一つの目安になります。
MT4・MT5が使えるおすすめの国内FX会社
国内でMT4・MT5に対応しているFX会社は、独自ツールを提供する会社に比べると限られています。ここでは代表的な会社を紹介します。
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)
FXTFは、MT4対応の国内FX会社の中でも特に知名度が高く、サポートが充実していることから、MT4初心者にもおすすめの会社です。業界トップクラスの狭いスプレッドを提供しており、スキャルピングも公式に認められています。1,000通貨単位からの少額取引にも対応しているため、初めてMT4を使う方でも始めやすい環境が整っています。加えて、MT5のリリースも予定されており、今後さらに取引環境の選択肢が広がる見込みです。
OANDA証券
OANDA証券は、MT4対応の国内ライセンス業者の中でも人気の高い会社です。無料のオリジナルインジケーターが多く用意されており、情報コンテンツの充実度にも定評があります。ただし、MT4口座は新規開設を停止しており、今後はMT5対応業者として利用するのが現実的です。MT5環境でも、通貨ペアの豊富さや情報開示の透明性の高さが評価されています。
楽天証券
楽天証券は、大手ネット証券会社の中で唯一MT4に対応しているFX会社です(「楽天MT4」)。大手ネット証券としての信頼性があり、取引サーバーを国内に置いていることも安心材料の一つです。総合証券口座であるため、FX以外に株式や投資信託などにも取り組みたい方に向いています。
外為ファイネスト
外為ファイネストは、MT4・MT5の両方に対応している数少ない国内FX会社です。国内MT4業者の中では最狭水準のスプレッドを提供しており、1回の注文で大口の取引をしたい方にも向いています。約定から発注まで人手を介さない取引方式を採用しており、高い約定スピードも特徴です。
MT4・MT5を選ぶ際の注意点
MT4・MT5対応の国内FX会社を選ぶ際は、次の点に注意しておきましょう。
- 口座タイプによって対応プラットフォームが異なる:同じFX会社でも、口座の種類によってMT4のみ、MT5のみ、あるいは自社ツールのみといったように対応状況が異なる場合があります。事前に公式サイトで確認しましょう
- サービス終了の動向に注意する:MT4はMetaQuotes社の開発の中心がMT5に移っていることもあり、一部の国内FX会社ではMT4サービスの終了が発表されています。長期的に利用する予定であれば、MT5への対応状況もあわせて確認しておくと安心です
- EA・自動売買の利用可否を確認する:MT4・MT5に対応していても、会社によってはEAの利用に制限がある場合があります。自動売買を目的とする場合は、EAが問題なく使えるかどうかを事前にチェックしましょう
- スキャルピングの可否を確認する:短期売買を中心に取引したい場合は、スキャルピングが公式に認められている会社を選びましょう。禁止されている会社で行うと、口座凍結などのリスクがあります
まとめ
MT4(メタトレーダー4)とは、豊富なインジケーターとEAによる自動売買機能を備えた、世界中で使われている無料のFX取引ツールです。後継版のMT5はより高機能ですが、既存のインジケーターやEAとの互換性がないため、乗り換えには一定のハードルがあります。
国内でMT4・MT5を利用したい場合、選択肢はFXTF、OANDA証券、楽天証券、外為ファイネストなど一部の会社に限られます。各社の特徴やサービス状況を確認したうえで、自分の取引スタイルに合った会社を選びましょう。
よくある質問
- MT4とは簡単に言うと何ですか?
-
豊富なインジケーターや自動売買機能を備えた、世界的に人気のFX取引ツールです。
- MT4とMT5、どちらを選べばいいですか?
-
豊富なインジケーターやEAをそのまま使いたい方はMT4、最新機能や高速な動作を求める方はMT5がおすすめです。
- 国内でMT4が使えるFX会社は多いですか?
-
独自ツールの会社に比べると少数です。FXTF、楽天証券、外為ファイネストなどが代表的です。
- MT4はいずれ使えなくなりますか?
-
すぐになくなる心配はありませんが、開発の中心はMT5に移っており、一部会社ではMT4サービスの終了も発表されています。

