FX本のおすすめ入門書4冊|初心者の勉強に役立つ選び方と読む順番

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「FXの勉強を本から始めたいけれど、書店に並ぶ本が多すぎてどれを選べばいいかわからない」

FXの本を探し始めると、まずこの迷いにぶつかるのではないでしょうか。

タイトルに「入門」と付いていても、チャート分析が中心の本もあれば、口座開設の手順から説明する本もあり、中身は一冊ごとにかなり違います。

この記事では、FXを初めて学ぶ人が最初の数冊として選びやすい入門書を4冊取り上げ、それぞれの特徴と向いている読み方を比べていきます。

本を選ぶときの基準や読む順番、本だけで学ぶときに気をつけたい点もまとめました。

FXがどんな取引なのかをざっくり押さえておくと、どの本を読んでも理解が早くなります。仕組みから確認したい場合は、先にこちらの記事に目を通しておくと本の内容がすっと入ってきます。

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先に、この記事で紹介する4冊の違いを一覧にしておきます。

書名著者・出版社主な内容向いている場面
世界一やさしい FXの教科書 1年生堀祐士/ソーテック社図解でFXの全体像とトレンドの見方を学ぶ何から学べばいいか決まっていないとき
いちばんカンタン! FXの超入門書 改訂版安恒理/高橋書店FXの基本から口座開設・注文方法まで実際に取引を始めるまでの流れを知りたいとき
FXで勝つための資金管理の技術伊藤彰洋・鹿子木健/パンローリング許容リスクとポジションサイズの計算1回の取引量の決め方を知りたいとき
利食いと損切りのテクニックアレキサンダー・エルダー/パンローリング手仕舞いの判断と取引記録の付け方損切りの判断に迷うようになったとき
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FX取引のリスクについて

FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証された金融商品ではありません。為替レートや金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では、相場の急変時などに預け入れた証拠金を上回る損失が発生するおそれがあります。自動売買などの機能を使う場合も利益が保証されるわけではありません。取引を始める前に、各社の契約締結前交付書面や取引説明書をよく読み、仕組みとリスクを十分に理解したうえで、ご自身の判断で行ってください。

目次

FXの入門書の選び方|本を買う前に見ておきたい3つのポイント

FXの本は、同じ「入門書」でも扱う範囲や説明の深さがまちまちです。表紙の印象だけで選ぶと、専門用語が多すぎて途中で手が止まったり、知りたかった内容がほとんど載っていなかったりします。購入前に次の3点を確認しておくと、自分に合わない本を選んでしまう失敗を減らせます。

発行年が新しいか、改訂版が出ているか

FXを取り巻くルールや取引環境は、時期によって変わります。代表的なのがレバレッジの上限です。国内のFX会社で個人が取引する場合、証拠金倍率の上限は25倍と定められています。規制が始まる前に書かれた本では、今より高いレバレッジを前提にした説明が残っている場合があります。

取引ツールの画面や注文の種類も、FX会社ごとに少しずつ更新されています。相場の考え方そのものは古い本でも学べますが、口座開設や注文方法のように手順を扱う本は、発行年が新しいものや改訂版を選んでおくと、手元の画面とのずれが小さくなります。

図解やチャートの例が多いか

FXを学び始めると、レバレッジ・スプレッド・pips・ロスカットといった聞き慣れない言葉が次々に出てきます。文字だけで説明されるより、図やチャートの例と並べて解説されている本のほうが、言葉と実際の画面を結びつけやすくなります。

書店やネット書店の試し読みで、数ページめくってみて「図を見ながら読み進められそうか」を確かめておくのがおすすめです。本に出てくる基本用語を先に一通り眺めておきたい場合は、用語をまとめたこちらの記事も役に立ちます。

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リスクと資金管理についての説明があるか

FXは、少ない資金で大きな金額を取引できる反面、相場が予想と逆に動けば短期間で大きな損失が出る取引です。証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。入門書を選ぶときは、売買のテクニックだけでなく、損失をどこで止めるか、1回の取引にいくら使うかといった資金管理の話にページを割いているかを確認しておきたいところです。

「この方法なら利益が出る」と手法だけを強く打ち出している本は、読み物としては面白くても、最初の1冊には向きません。過去の相場でうまくいった方法が、これからの相場でも同じように機能するとは限らないためです。

FX初心者におすすめの入門書4冊を比較

ここからは、上の3つのポイントを踏まえて選んだ4冊を紹介します。順位を付けるのではなく、「全体像」「取引の手順」「資金管理」「損切り」とそれぞれ得意分野が違う本を並べています。今の自分がどの段階にいるかを考えながら読み進めてみてください。

図解でFXの全体像をつかむ『世界一やさしい FXの教科書 1年生』

ソーテック社の「1年生」シリーズの一冊で、著者は堀祐士氏です。2018年7月に発売されました。

FXとは何かという入り口から、トレンドの見つけ方、エントリーのタイミングまでを、図解を多く使って順を追って説明しています。ダウ理論をもとにした相場の見方が軸になっていて、損切り(ロスカット)を入れながら取引する考え方にも触れています。巻末には練習用のチャートが付いており、読んだ内容を自分の目で確かめながら進められる構成です。

何から学べばいいか決まっていない段階で、FXの全体像を一冊でざっと見渡したいときに向いています。一度FXを試して離れていた人が、基本を整理し直す目的で読むのにも使えます。

口座開設から注文方法まで確認できる『いちばんカンタン! FXの超入門書』

高橋書店の「いちばんカンタン!」シリーズの一冊で、著者はマネー誌などで執筆してきたライターの安恒理氏です。2021年に改訂版が出ており、A5判・160ページの構成です。

「そもそもFXって何?」という基本から、口座開設、注文方法、為替が動く仕組みまでを扱っています。オールカラーで、左ページにグラフやイラストを置いた見開き構成になっており、文章を読むのが苦手でも追いやすい作りです。改訂版ではシステムトレードやMACD・RSIといった用語の解説が加わり、巻末には用語集も付いています。始めたばかりの人がつまずきやすい失敗のケースを取り上げている点も特徴です。

FXの仕組みはなんとなくわかったけれど、実際に取引を始めるまでに何をすればいいのかを具体的に知りたい、という段階で手に取りやすい一冊です。

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資金管理の考え方を学ぶ『FXで勝つための資金管理の技術』

パンローリングの「現代の錬金術師シリーズ」の一冊で、伊藤彰洋氏と鹿子木健氏の共著です。2019年10月に発売されました。

この本が扱うのは、売買のタイミングではなく「1回の取引でどこまでの損失を受け入れ、どれだけの量を取引するか」という資金管理の部分です。損切りの位置、エントリー価格、値幅で見た許容リスク、金額で見た許容リスク、ポジションサイズを順番に計算していく考え方が、計算式とあわせて説明されています。

入門書2冊に比べると数字を扱う場面が多く、最初の1冊としては少し骨があります。仕組みと注文方法をひととおり理解したあと、「何ロットで取引すればいいのか」を感覚ではなくルールで決めたくなったときに読むと、内容が実感を伴って入ってきます。タイトルに「勝つ」とありますが、損失をなくす方法を約束する本ではなく、損失を想定の範囲に収めるための考え方を学ぶ本として読むのがよいでしょう。

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損切りの判断を学ぶ『利食いと損切りのテクニック』

パンローリングのウィザードブックシリーズに入っている翻訳書で、著者はトレーダーで精神科医でもあるアレキサンダー・エルダー氏です。

テーマは「売り方」です。手仕舞いの売りを、目標値での利食い、許容リスクでの損切り、途中での見切りの3つに分けて整理しているほか、心理面・リスク管理・取引記録の付け方にも多くのページを割いています。確認用の問題と解説が収録されているので、読んだ内容を自分で振り返ることもできます。

取引例は株式や商品市場が中心で、FXだけを扱った本ではありません。そのため最初の1冊ではなく、実際に取引を始めてから「損切りが遅れてしまう」「利益を伸ばす前に決済してしまう」と悩むようになった段階で読むと役立ちます。損切りや記録の考え方は、取引する商品が違っても共通する部分が多くあります。

FXの本を読む順番と、読んだあとの勉強の進め方

4冊をまとめて買う必要はありません。今の段階に合う本から1冊ずつ読み、読んだ内容を手を動かして確かめていくほうが、知識が定着しやすくなります。順番の一例は次のとおりです。

STEP
図解の入門書でFXの全体像をつかむ

『世界一やさしい FXの教科書 1年生』のような図解中心の本で、為替レートが動く仕組み、トレンドの考え方、基本用語をひととおり押さえます。細かい部分まで覚えようとせず、まずは最後まで読み切ることを目標にします。

STEP
口座開設と注文方法の流れを確認する

『いちばんカンタン! FXの超入門書』などで、口座開設の手順や成行注文・指値注文・逆指値注文の違いを確認します。本の説明と、実際に使うFX会社の公式サイトの案内を見比べておくと、画面の違いで戸惑いにくくなります。

STEP
デモ口座や少額で注文の操作に慣れる

多くのFX会社には、仮想の資金で取引を試せるデモ口座があります。本で読んだ注文方法を実際の画面で試し、損切りの注文を入れる操作まで一度やっておくと、本の内容が自分の手順として身についていきます。

STEP
資金管理と損切りの本で取引のルールを固める

操作に慣れてきたら、『FXで勝つための資金管理の技術』や『利食いと損切りのテクニック』で、1回の取引量や損切りの基準を自分のルールとして決めていきます。取引を重ねて悩みが具体的になってから読むと、どのページが自分に必要なのかがはっきりします。

口座開設にはマイナンバーや本人確認書類が必要になるなど、本を読み終えてから実際に始めるまでにも準備がいくつかあります。何をそろえればいいかは、こちらの記事でまとめています。

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FXを本だけで勉強するときに気をつけたいこと

本は、FXの仕組みや考え方を体系立てて学ぶのに向いた教材です。一方で、本ならではの弱点もあります。読み進める前に知っておきたい点を3つ挙げます。

1つ目は、情報が書かれた時点のものだということです。スプレッドや取引単位、キャンペーンの内容などはFX会社の判断で変わります。本に載っている数字はあくまで当時の例として読み、実際に取引する条件は各FX会社の公式サイトで最新の情報を確認してください。

2つ目は、紹介されている手法が将来の利益を約束するものではないことです。本に載っている取引例や成績は、過去の相場での結果です。同じ方法を使っても相場の状況が変われば結果は変わり、損失が出ることもあります。過去の成績は将来の利益を保証するものではありません。

3つ目は、読むだけでは注文の感覚が身につかないことです。値動きの速さや、損切りの注文を出すときの迷いは、実際の画面で体験して初めてわかる部分があります。デモ口座などで手を動かしながら、本の内容を一つずつ確かめていくのが近道です。

FXには元本を割り込むリスクがあり、レバレッジをかけた取引では、相場の急変時に預けた証拠金を上回る損失が出る可能性もあります。本で学ぶときも、まずはリスクの仕組みを理解することを優先し、無理のない資金の範囲で取り組むことが大切です。

まとめ|FXの本は今の段階に合う入門書から1冊ずつ選ぶ

FXの入門書は数が多く、同じ「入門」でも内容は大きく違います。発行年が新しいか、図解が多いか、リスクと資金管理に触れているかの3点を確認してから選ぶと、自分に合わない本を手に取ってしまう失敗を減らせます。

この記事で紹介した4冊は、次のように得意分野が分かれています。

  • 全体像をつかむなら『世界一やさしい FXの教科書 1年生』
  • 口座開設から注文方法までを確認するなら『いちばんカンタン! FXの超入門書』
  • 1回の取引量の決め方を学ぶなら『FXで勝つための資金管理の技術』
  • 損切りや手仕舞いの判断を磨くなら『利食いと損切りのテクニック』

一度に全部をそろえる必要はありません。今の自分に足りない部分を補ってくれる1冊から読み始め、デモ口座などで内容を確かめながら次の本へ進んでいくと、知識が実際の取引の手順としてつながっていきます。

よくある質問

FXの本は最初の1冊に何を選べばいいですか?

何から学ぶか決まっていない段階なら、図解が多く全体像をつかめる入門書から始めるのがおすすめです。取引を始める準備を進めたい場合は、口座開設や注文方法まで扱う本が向いています。

>>4冊の比較を見てみる

古いFXの本を読んでも問題ありませんか?

相場の考え方を学ぶ目的なら役に立ちます。ただしレバレッジの規制や取引ツールの画面は発行後に変わっていることがあるため、手順や条件は最新の情報で確認してください。

>>入門書の選び方を見てみる

本で紹介された手法をそのまま使えば利益は出ますか?

いいえ。本の取引例は過去の相場での結果で、同じ方法でも相場が変われば損失が出ることがあります。手法よりも先に、資金管理と損切りの考え方を身につけておくことが大切です。

>>本だけで勉強するときの注意点を見てみる

本を読み終えたら、すぐに取引を始めてもいいですか?

まずはデモ口座などで注文や損切りの操作を試し、仕組みを理解したうえで少額から始めるほうが落ち着いて取り組めます。

>>読む順番と勉強の進め方を見てみる

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