移動平均乖離率とは?計算方法と何%で行き過ぎかの目安の決め方

当ページのリンクには広告が含まれています。

「急に上がりすぎた気がするけれど、どこまでが行き過ぎなのか判断できない」

チャートを見ていて、そう感じた経験はないでしょうか。

移動平均乖離率は、現在の価格が移動平均線からどれだけ離れているかを「%」で表すテクニカル指標です。

「価格は移動平均線から離れすぎると、いずれ引き戻される」という考え方をもとに、行き過ぎの度合いを数字で確認できます。

この記事では、移動平均乖離率の計算方法と見方、逆張りでの使い方、通貨ペアごとの目安の決め方、使うときの注意点までを解説します。

移動平均乖離率は、その名のとおり移動平均線をもとに計算する指標です。移動平均線の基本を先に押さえておくと、乖離率の意味がつかみやすくなります。

関連記事

FXおすすめリンク集
FX会社おすすめ比較一覧|評判・人気で選ぶ初心者も安心の業者
【2026年9月】今月のFX会社お得キャンペーン情報|キャッシュバック比較
取引ツールでFX会社を比較!PC・スマホアプリの使いやすさで選ぼう
デモトレードができる国内FX会社まとめ|無料でお試し体験できる口座一覧

楽天ブックス
¥1,650 (2026/09/28 09:25時点 | 楽天市場調べ)
FX取引のリスクについて

FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証された金融商品ではありません。為替レートや金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では、相場の急変時などに預け入れた証拠金を上回る損失が発生するおそれがあります。自動売買などの機能を使う場合も利益が保証されるわけではありません。取引を始める前に、各社の契約締結前交付書面や取引説明書をよく読み、仕組みとリスクを十分に理解したうえで、ご自身の判断で行ってください。

目次

移動平均乖離率とは何か

移動平均乖離率とは、現在の価格が移動平均線から上下にどれだけ離れているか(乖離しているか)を、パーセンテージで表した指標です。

移動平均線は一定期間の価格の平均なので、その期間に取引した人たちの平均的な買値・売値の目安と考えることができます。価格が移動平均線から大きく上に離れていれば、多くの人が利益を抱えている状態です。利益を確定する売りが出やすくなり、価格は移動平均線のほうへ引き戻されやすくなります。

移動平均乖離率は、この「離れすぎたものは戻りやすい」という性質を利用して、買われすぎ・売られすぎを判断するために使われます。

ポイント

チャート上で移動平均線と価格の距離を目で見るだけでは、「どのくらい離れたら行き過ぎか」を毎回同じ基準で判断できません。乖離率として数字にすることで、過去の値動きと比べやすくなる点が特徴です。

移動平均乖離率の計算方法と見方

移動平均乖離率は次の式で計算します。

移動平均乖離率の計算式

移動平均乖離率(%)=(現在の価格−移動平均値)÷移動平均値×100

たとえば、ドル円の25日移動平均線が148.00円のときに、現在の価格が151.00円だった場合、乖離率は(151.00−148.00)÷148.00×100=約2.03%となります。

乖離率状態読み方
プラス(+)価格が移動平均線より上数値が大きいほど上に離れている(買われすぎの方向)
0%付近価格と移動平均線がほぼ同じ行き過ぎのない状態
マイナス(−)価格が移動平均線より下数値が大きいほど下に離れている(売られすぎの方向)

移動平均線の期間はどう決める?

計算に使う移動平均線の期間は、取引する時間軸に合わせて選びます。日足であれば25日がよく使われるほか、短期売買では5日や10日、中長期では75日や200日などが使われます。期間が短いほど乖離率は小刻みに動き、長いほど大きな乖離が出にくくなります。

移動平均乖離率の使い方

移動平均乖離率の基本的な使い方は、乖離が大きくなったところで反転を狙う逆張りです。あわせて、トレンドの中での押し目買い・戻り売りのタイミングを探すことにも使えます。

乖離が大きくなったところで逆張りする

乖離率が過去の上限付近まで大きくプラスになったら、価格が移動平均線のほうへ戻ることを想定して売りを検討します。反対に、過去の下限付近まで大きくマイナスになったら買いを検討します。

このとき、乖離率が最大になった瞬間を狙うのではなく、ローソク足が反転の形を見せたり、乖離率が縮小し始めたりするのを確認してからエントリーするほうが、無理のない判断になります。

「何%で行き過ぎか」は通貨ペアごとに決める

移動平均乖離率には、RSIの70・30のような決まった基準がありません。値動きの大きさは通貨ペアや時期によって違うため、同じ2%の乖離でも、ある通貨ペアでは行き過ぎ、別の通貨ペアでは普通の範囲ということが起こります。

STEP
乖離率を表示する

取引したい通貨ペアと時間足のチャートに、移動平均乖離率を表示します。

STEP
過去の山と谷を確認する

過去1〜2年ほどさかのぼり、乖離率が大きくプラス・マイナスになった地点で価格がどう動いたかを確認します。

STEP
反転しやすい水準をメモする

価格が反転しやすかった乖離率の水準を、その通貨ペアの目安として記録しておきます。

STEP
定期的に見直す

相場の値動きの大きさ(ボラティリティ)は時期によって変わるため、目安の数値も定期的に確認し直します。

トレンド中の押し目・戻りを探す

上昇トレンドの途中で価格が一時的に下がり、乖離率が0%付近まで縮小したところは、価格が移動平均線まで戻ってきた「押し目」の目安になります。グランビルの法則でいう、移動平均線付近での買いの考え方と組み合わせると整理しやすくなります。

関連記事

移動平均乖離率を使ううえでの注意点

もっとも注意したいのは、強いトレンドでは乖離が拡大し続けることがある点です。中央銀行の政策変更や大きな経済ショックがあると、過去の上限を超えて乖離が広がり続けることがあります。「過去の上限に達したから売り」と判断しても、そのまま一方向に動き続ける場合があるため、逆張りをするときは損切りの位置を必ず決めておいてください。

2つ目は、乖離が解消される形は価格の反転だけではない点です。価格が横ばいのまま時間が経ち、移動平均線のほうが価格に追いついてくることで乖離が縮まるケースもあります。乖離率が小さくなったからといって、価格が逆方向に大きく動くとは限りません。

3つ目は、目安の数値が固定ではない点です。過去に反転した水準は参考にはなりますが、将来も同じ水準で反転する保証はありません。過去のデータから決めた目安は、あくまで判断材料の1つとして扱います。

乖離率だけで売買を決めず、ローソク足の反転の形やRSIなどほかのオシレーターと照らし合わせて判断することで、ダマシを減らしやすくなります。

まとめ

移動平均乖離率は、現在の価格が移動平均線からどれだけ離れているかを%で表し、行き過ぎの度合いを判断するための指標です。

  • 計算式は(現在の価格−移動平均値)÷移動平均値×100
  • プラスが大きいほど買われすぎ、マイナスが大きいほど売られすぎの方向
  • 決まった基準がないため、通貨ペアごとに過去のチャートから目安を決める
  • 強いトレンドでは乖離が拡大し続けるため、逆張りでは損切りを決めておく

移動平均乖離率は、仕組みがシンプルなぶん、自分で目安を決めて使いこなすことが大切な指標です。まずはよく取引する通貨ペアで過去の乖離率を確認し、どのあたりで価格が反転していたかを調べるところから始めてみてください。

楽天ブックス
¥1,430 (2026/09/28 09:25時点 | 楽天市場調べ)

よくある質問

移動平均乖離率は何%になったら行き過ぎですか?

決まった基準はありません。通貨ペアや時間足、時期によって値動きの大きさが違うため、過去のチャートで反転しやすかった水準を調べて目安にします。

>>目安の決め方を見てみる

移動平均線は何日を使えばよいですか?

日足では25日がよく使われます。短期売買なら5日や10日、中長期なら75日や200日など、取引する期間に合わせて選びます。

移動平均乖離率はMT4で表示できますか?

MT4には標準で搭載されていないため、乖離率用のインジケーターを追加して使います。国内FX会社の取引ツールには搭載されている場合があります。

乖離率が大きいときに逆張りすれば利益が出ますか?

強いトレンドでは乖離が拡大し続けることがあり、逆張りで損失が出る場合もあります。損切りの位置を決め、ほかの指標と合わせて判断することが大切です。

>>注意点を見てみる

楽天ブックス
¥1,650 (2026/09/28 09:25時点 | 楽天市場調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次