RCIとは?±80の見方と短期・中期・長期3本の使い方を解説

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「RCIを3本表示している人を見かけたけれど、どう読めばいいのかわからない」

国内のFXトレーダーの間で根強い人気があるRCIですが、海外での利用例が限られるため、解説を探しても情報がまとまっていないと感じるかもしれません。

RCIは、価格と日付の「順位」がどれだけ一致しているかを−100〜+100の数値で表すオシレーター系のテクニカル指標です。

RSIと名前は似ていますが、計算の考え方はまったく異なり、上昇や下落がどれだけ「きれいに」続いているかを測ることができます。

この記事では、RCIの仕組みと計算方法、±80ラインの見方、短期・中期・長期の3本を組み合わせる使い方、注意点までを解説します。

RCIは名前が似ているRSIと混同されがちな指標です。RSIの仕組みを知っておくと、両者の違いがはっきりします。

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FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証された金融商品ではありません。為替レートや金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では、相場の急変時などに預け入れた証拠金を上回る損失が発生するおそれがあります。自動売買などの機能を使う場合も利益が保証されるわけではありません。取引を始める前に、各社の契約締結前交付書面や取引説明書をよく読み、仕組みとリスクを十分に理解したうえで、ご自身の判断で行ってください。

目次

RCI(順位相関指数)とは何か

RCIは「Rank Correlation Index」の略で、日本語では「順位相関指数」と呼ばれます。統計学の「スピアマンの順位相関係数」という考え方を相場に応用したもので、日本の個人投資家の間で広く使われてきました。

RCIが見ているのは、価格の上がり幅や下がり幅ではなく「順位」です。一定期間のうち、日付が新しいほど価格も高い(右肩上がり)なら+100に近づき、日付が新しいほど価格が低い(右肩下がり)なら−100に近づきます。

そのため、RCIが+100に近いほど「きれいな上昇が続いている」、−100に近いほど「きれいな下落が続いている」と読むことができます。0付近は、上がったり下がったりして方向がはっきりしない状態です。

ポイント

RCIは値幅ではなく順位で計算するため、急な値動きが1日あっただけでは数値が大きく跳ねにくいという性質があります。トレンドが続いているかどうかを落ち着いて判断したいときに向いています。

RCIの計算方法と±80ラインの見方

RCIは次の式で計算します。チャートソフトが自動で計算するため覚える必要はありませんが、何を比べているかを知っておくと数値の意味がつかみやすくなります。

RCIの計算式

RCI=(1−6×d÷(n×(n²−1)))×100

  • n:期間(例:9日)
  • d:「日付の順位」と「価格の順位」の差を2乗して合計した値

たとえば期間9のRCIなら、直近9本のローソク足について、日付が新しい順に1〜9位、終値が高い順に1〜9位の順位をつけます。両方の順位が完全に一致していれば(毎日価格が上がり続けていれば)dは0になり、RCIは+100になります。

RCIの数値状態の目安
+80以上上昇が続いている。高値圏で、買われすぎの目安
+80〜−80通常の範囲
−80以下下落が続いている。安値圏で、売られすぎの目安

よく使われる期間の設定

期間は短期・中期・長期で使い分けます。よく使われる組み合わせは、短期9・中期26・長期52です。一目均衡表の基準に合わせた設定で、ほかにも9・36・52などが使われます。

RCIの使い方

RCIの基本的な使い方は、±80ラインでの反転を見る方法と、期間の違う3本を組み合わせる方法の2つです。

±80ラインからの反転で売買のタイミングを探す

短期のRCIが−80以下の売られすぎゾーンから上向きに反転したら買い、+80以上の買われすぎゾーンから下向きに反転したら売り、という使い方がもっとも基本的です。

RSIやストキャスティクスと同じく、ラインに到達した瞬間ではなく「反転して戻ってきた」ことを確認してからエントリーするのがポイントです。

短期・中期・長期の3本を組み合わせる

RCIの特徴的な使い方が、期間の違う3本を同時に表示する方法です。長期のRCIで大きな流れを確認し、その方向に沿って短期のRCIでタイミングを計ります。

組み合わせ読み方
長期が上向き+短期が−80付近から反転上昇の流れの中の押し目。買いを検討する場面
長期が下向き+短期が+80付近から反転下降の流れの中の戻り。売りを検討する場面
3本とも+80付近に集まる強い上昇が続いている。逆張りの売りは控える
3本とも−80付近に集まる強い下落が続いている。逆張りの買いは控える

このように、長期の方向と逆向きの短期シグナルは見送り、同じ方向のシグナルだけを使うことで、ダマシを減らしやすくなります。移動平均線でトレンドの方向を確認する考え方と同じです。

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ゴールデンクロス・デッドクロスを見る

短期のRCIが中期のRCIを下から上に抜けるゴールデンクロスを買いの目安、上から下に抜けるデッドクロスを売りの目安にする方法もあります。特に−80付近や+80付近で発生したクロスは、流れが切り替わるサインとして注目されます。

RCIを使ううえでの注意点

もっとも注意したいのは、強いトレンドではRCIが±80付近に張り付き続ける点です。RCIは「きれいに上がり続けている」ことを示す指標なので、上昇が続く限り+80以上にとどまります。「+80を超えたから売り」と機械的に逆張りすると、上昇に逆らい続けることになります。

2つ目は、順位で計算するため値幅の大きさがわからない点です。わずかに上がり続けた場合も、大きく上がり続けた場合も、RCIは同じように+100に近づきます。値動きの大きさを確認したいときは、ATRやボリンジャーバンドなどと組み合わせると判断しやすくなります。

3つ目は、取引ツールによっては標準で搭載されていない点です。RCIは国内で人気の指標のため、国内FX会社の取引ツールには搭載されていることが多い一方、MT4では標準搭載されておらず、インジケーターを追加する必要があります。

どの使い方でも、RCIのサインは相場の反転を約束するものではありません。エントリー前に損切りの位置を決め、損失を資金に対して無理のない範囲に抑えてください。

まとめ

RCIは、日付と価格の順位がどれだけ一致しているかを−100〜+100で表し、トレンドの続き具合を測るテクニカル指標です。

  • +100に近いほどきれいな上昇、−100に近いほどきれいな下落を示す
  • ±80ラインからの反転が、売買タイミングの基本的な目安
  • 短期・中期・長期の3本を重ね、長期の方向に沿った短期のサインを使う
  • 強いトレンドでは±80に張り付くため、逆張りは慎重に行う

3本のRCIを使いこなすには、実際のチャートで動き方を見て慣れるのが近道です。デモ口座などで短期9・中期26・長期52のRCIを表示し、トレンド相場とレンジ相場でそれぞれどう動くかを観察してみてください。

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よくある質問

RCIとRSIの違いは何ですか?

RSIは値上がり幅と値下がり幅の比率から計算し、RCIは日付と価格の順位の一致度から計算します。範囲もRSIは0〜100、RCIは−100〜+100と異なります。

RCIの期間はいくつに設定すればよいですか?

短期9・中期26・長期52の組み合わせがよく使われます。1本だけ使う場合は、短期の9から試してみるとよいでしょう。

>>RCIの計算方法と期間の設定を見てみる

RCIはMT4で使えますか?

MT4には標準で搭載されていないため、RCI用のインジケーターを追加して使います。国内FX会社の取引ツールには標準で搭載されていることが多いです。

RCIが+80を超えたら売ってもよいですか?

強い上昇では+80以上に張り付くことがあるため、超えた時点での売りは避け、下向きに反転したことを確認してから検討するのが一般的です。

>>RCIの注意点を見てみる

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