スーパートレンドとは?FXでの設定と売買サインの見方・使い方を解説

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「今が上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、ひと目でわかる線がほしい」

そう考えたことがある人に知ってほしいのが、スーパートレンドというインジケーターです。

スーパートレンドは、ATR(値動きの平均的な幅)をもとにローソク足の上か下に1本の線を引き、線の位置と色でトレンドの方向を示すテクニカル指標です。

線が価格の下にあれば上昇トレンド、上にあれば下降トレンドと、判断のルールがとてもシンプルです。

この記事では、スーパートレンドの仕組みと設定、売買サインの見方、使い方と注意点までを解説します。

スーパートレンドは、値動きの大きさを表すATRをもとに計算されます。ATRの仕組みを先に確認しておくと、スーパートレンドの動き方を理解しやすくなります。

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FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証された金融商品ではありません。為替レートや金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では、相場の急変時などに預け入れた証拠金を上回る損失が発生するおそれがあります。自動売買などの機能を使う場合も利益が保証されるわけではありません。取引を始める前に、各社の契約締結前交付書面や取引説明書をよく読み、仕組みとリスクを十分に理解したうえで、ご自身の判断で行ってください。

目次

スーパートレンドとは何か

スーパートレンド(SuperTrend)は、フランスのトレーダーであるオリヴィエ・セバン氏が考案したとされるトレンド系のインジケーターです。TradingViewに標準で搭載されていることもあり、FXや暗号資産のトレーダーを中心に使われています。

チャート上には1本の線が表示され、上昇トレンドのときは価格の下に緑色、下降トレンドのときは価格の上に赤色で描かれるのが一般的です。価格が線を突き抜けると、線が反対側に移動して色が切り替わります。

線の位置は値動きの大きさに合わせて変わるため、トレンドの方向を示すだけでなく、損切りの位置の目安としても使えるのが特徴です。

スーパートレンドの計算方法と設定

スーパートレンドは、ローソク足の高値と安値の中間値を基準に、ATRの一定倍だけ上下に離した位置に線を引きます。

ライン計算方法
上側のライン(高値+安値)÷2+(倍率×ATR)
下側のライン(高値+安値)÷2−(倍率×ATR)

上昇トレンド中は下側のラインが表示され、価格が上がるにつれて線も切り上がっていきます。線は上昇トレンド中に下がることはなく、価格が線を下に抜けたところで下降トレンドに切り替わり、上側のラインが表示されます。

パラメーターの設定

設定するのは、ATRの期間と倍率の2つです。TradingViewの初期設定はATRの期間が10、倍率が3です。

設定の変え方線の動き方
倍率を小さくする(例:2)線が価格に近づき、サインが早く出る。ダマシも増える
倍率を大きくする(例:4)線が価格から離れ、サインが遅くなる。ダマシは減る

短期売買では倍率を小さめに、中長期のトレンドを追う場合は大きめにするなど、トレードスタイルに合わせて調整します。

スーパートレンドの使い方

線の色が切り替わったら売買のサイン

もっとも基本的な使い方は、線が赤から緑に変わったら買い、緑から赤に変わったら売りと判断する方法です。ルールが明確なので、エントリーを迷いにくいのが利点です。

トレンドが続く間はポジションを持ち続ける

スーパートレンドは、トレンドが続いている間は同じ色の線が表示され続けます。緑の線が続いている間は買いポジションを保有し、赤に変わったら決済する、というように利益を伸ばす判断に使えます。

線を損切りやトレールの目安にする

スーパートレンドの線は、トレンドの方向に合わせて切り上がり(切り下がり)ます。買いポジションを持っている場合、線の少し下に損切りを置き、線が切り上がるのに合わせて損切りの位置も引き上げていくと、トレール注文のような使い方ができます。

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同じくトレンドの方向と転換点を点で示す指標にパラボリックSARがあります。スーパートレンドはATRを使うため、値動きの大きさに応じて線と価格の距離が変わる点が異なります。

上位の時間足で方向を確認する

スーパートレンドは時間足によってサインの出方が大きく変わります。短い時間足ほど色の切り替わりが増えるため、上位の時間足で方向を確認してから下位の時間足でエントリーするのが効果的です。

たとえば4時間足のスーパートレンドが緑(上昇)のときは、1時間足で緑に切り替わったサインだけを買いの候補にし、赤に切り替わったサインは見送る、というルールにすると、大きな流れに逆らった取引を減らせます。

スーパートレンドを使ううえでの注意点

1つ目は、レンジ相場ではダマシが増える点です。方向感のない相場では、価格が線を行ったり来たりして色が頻繁に切り替わり、そのたびにサインに従うと損失が重なりやすくなります。DMIや移動平均線の傾きでトレンドの有無を確認してから使うと、ダマシを減らしやすくなります。

2つ目は、トレンド転換を後から確認する指標である点です。線の色が変わるのは、価格が一定以上動いたあとです。天井や底でぴったり売買することはできません。

3つ目は、MT4には標準で搭載されていない点です。TradingViewでは標準で使えますが、MT4で使う場合はインジケーターを追加する必要があります。

どの使い方でも、スーパートレンドのサインは相場の方向を約束するものではありません。損切りの位置を決め、1回の取引の損失を資金に対して無理のない範囲に抑えてください。

スーパートレンドは、トレンドに乗る判断と決済の判断を1本の線で行える点が便利な指標です。一方で、線の色が変わるたびに売買を繰り返すと取引回数が増えやすいため、トレンドの有無を確認するフィルターを1つ組み合わせて使うことをおすすめします。

まとめ

スーパートレンドは、ATRをもとに価格の上か下に1本の線を引き、線の位置と色でトレンドの方向を示すトレンド系のインジケーターです。

  • 線が価格の下(緑)なら上昇トレンド、上(赤)なら下降トレンド
  • 設定はATRの期間と倍率の2つで、TradingViewの初期値は10と3
  • 色の切り替わりを売買サインに、線を損切り・トレールの目安に使える
  • レンジ相場ではダマシが増えるため、トレンドの有無を確認してから使う

ルールが明確なぶん、どんな相場で機能しやすく、どんな相場で空振りしやすいかを知っておくことが大切です。まずは過去のチャートにスーパートレンドを表示し、トレンド相場とレンジ相場でサインの出方を比べてみてください。

よくある質問

スーパートレンドの設定はどうすればよいですか?

TradingViewの初期設定(ATR期間10・倍率3)から始めるのが一般的です。サインを早くしたいなら倍率を小さく、ダマシを減らしたいなら大きくします。

>>計算方法と設定を見てみる

スーパートレンドはMT4で使えますか?

MT4には標準で搭載されていないため、インジケーターを追加して使います。TradingViewには標準で用意されています。

スーパートレンドとパラボリックSARの違いは何ですか?

どちらもトレンドの方向と転換点を示しますが、スーパートレンドはATRを使って線の位置を決めるため、値動きの大きさに応じて線と価格の距離が変わります。

スーパートレンドだけで売買してもよいですか?

レンジ相場ではダマシが増えるため、DMIや移動平均線などでトレンドの有無を確認し、損切りを決めたうえで使うのが一般的です。

>>注意点を見てみる

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