「自動売買に興味はあるけど、自分の考えも反映させたい」「初心者でも本格的な自動売買を試してみたい」
そんな方に注目してほしいのが、インヴァスト証券が提供する「トライオートFX」です。選ぶだけで始められる手軽さと、自分で戦略を組み立てられる自由度の高さを兼ね備えた、業界でも珍しい自動売買サービスです。
この記事では、トライオートFXの基本的な仕組みから、「セレクト」「ビルダー」という2つの機能、メリット・デメリットまで、初めて知る人にもわかりやすく解説します。
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トライオートFXはFXシステムトレードの一種です。裁量トレードとの違いや、システムトレード全般の仕組みをより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考になります。

FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証された金融商品ではありません。為替レートや金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では、相場の急変時などに預け入れた証拠金を上回る損失が発生するおそれがあります。自動売買などの機能を使う場合も利益が保証されるわけではありません。取引を始める前に、各社の契約締結前交付書面や取引説明書をよく読み、仕組みとリスクを十分に理解したうえで、ご自身の判断で行ってください。
トライオートFXとは何か
トライオートFXは、インヴァスト証券が提供するFX自動売買サービスです。「トライ」は英語の3を表しており、「上昇」「下落」「レンジ」という値動きの3つの局面を意味しています。2014年にリリースされて以来、多くの個人投資家に長期にわたって活用されており、2014年3月以降に初回取引を行った顧客のうち、約70%が1年以上トライオートFXを継続しているというデータもあります。
自動売買と聞くと「設定が難しそう」と感じるかもしれませんが、トライオートFXには初心者向けの「セレクト機能」と、上級者向けの「ビルダー機能」の2種類が用意されており、自分の知識や経験に応じて選べる点が大きな特徴です。同じプラットフォーム内でFXとETF(上場投資信託)の自動売買、そしてマニュアル注文(裁量取引)も行えます。
初心者向け「セレクト機能」とは
セレクト機能は、あらかじめ用意された実績あるロジックの中から好みに合わせて選ぶだけで、初心者でも設定の手間をかけずに自動売買を始められる機能です。各ロジックは過去の収益率が公開されており、収益率が良い順に並んでいるため、どの通貨ペアを取引すればよいか迷っている方でも選びやすくなっています。ただし、過去の収益率は将来の成果を保証するものではありません。
代表的な戦略として「世界通貨セレクト」があります。これは、インヴァスト証券が過去10年超にわたる相場データをもとに、G10通貨の中からレンジ相場を形成してきた7つの通貨ペアを厳選したものです。隣国同士(豪ドル/NZドルなど)や資源国同士、リスク回避通貨同士といった、経済的・地理的に共通点を持つ組み合わせで構成されており、長期的な資産形成を目指す戦略として紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 選び方 | 収益率・リスク度合い・推奨証拠金などを見て選ぶだけ |
| シミュレーション機能 | 事前に過去の運用実績を確認できる |
| おすすめ度 | プログラミングの知識不要で、初心者でも始めやすい |
「運用資金・運用期間・運用方針」の3つの質問に答えるだけで、自分に合った自動売買を提案してもらえる「オートセレクト」という機能も用意されています。
上級者向け「ビルダー機能」とは
セレクト機能に慣れてきた中〜上級者向けには、自由度の高い「ビルダー機能」が用意されています。チャートに自分で予想する値動きを描くだけで、おすすめの設定が提案され、自動売買のロジックを作成できるトライオートFX独自の機能です(特許取得済み)。
具体的には、通貨ペア、売買値幅、注文数量などをすべて自分で設定でき、独自の自動売買プログラムを作ることができます。自分で書き込んだトレンドラインをもとに、テクニカル指標を活用した自動売買システムを作動させることも可能です。作成したプログラムは、セレクトから選んだ自動売買と組み合わせてポートフォリオ全体でシミュレーションすることもできます。
セレクトに比べるとややハードルが高いため中級者向けの印象がありますが、設定後のシミュレーション機能が高機能なため、他のシステムトレード自動売買と比べても初心者が段階的にステップアップしやすい設計になっています。
手数料・取引単位などの基本スペック
トライオートFXの基本的なスペックを整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最低取引単位 | 1,000通貨(南アフリカランド/円は10,000通貨) |
| 取引手数料 | 無料(2024年9月に自動売買の取引手数料を撤廃) |
| 取扱通貨ペア数 | 23種類 |
| 対応端末 | PC(ブラウザ型ツール)、スマホアプリ |
| デモ口座 | 提供なし |
以前は自動売買の取引手数料がわかりづらいという声もありましたが、2024年9月の改定により手数料が撤廃され、コスト面での透明性が高まりました。証拠金は信託契約銀行(三井住友銀行)で別管理されており、万が一の破綻時にも資産が保護される仕組みになっています。
トライオートFXのメリット
これまでの内容を踏まえると、トライオートFXには主に次のようなメリットがあります。
選ぶだけで自動売買を始められる:セレクト機能なら、面倒な設定なしで豊富なストラテジーから運用できる
自分だけの戦略も作れる:ビルダー機能なら、上級者でも満足できる高いカスタマイズ性がある
事前にシミュレーションできる:過去の相場状況に応じた利益・リスクの目安を確認してから始められる
24時間自動で稼働する:仕事中や就寝中でもシステムが取引を続けてくれる
感情に左右されない取引ができる:あらかじめ決めたルール通りに淡々と取引する
取引手数料が無料:2024年9月の改定でコスト面の負担が軽減された
トライオートFXのデメリットと注意点
一方で、トライオートFXには次のようなデメリットもあります。
含み損を抱える場面が多い:セレクトの多くのロジックは損切りを設定していないため、想定と逆のトレンドが続くと含み損が積み上がるリスクがあります
一方的なトレンド相場には弱い:リピート系自動売買はレンジ相場との相性がよい一方、一方向に相場が動き続けると取引が止まったまま含み損を抱え続けることがあります
デモ口座が用意されていない:本番資金を使わずに事前に試すことができません
ある程度まとまった資金が推奨される:1通貨ペアあたり約50万円が推奨されており、これより少ない資金では価格変動に対する許容度が狭まり、ロスカットのリスクが高まる場合があります
短期的な利益を求める人には不向き:長期的な視点で運用する設計のため、短期間での大きな利益を狙う取引には向いていません
こんな人にトライオートFXはおすすめ
これまでの特徴を踏まえると、トライオートFXは次のような方に向いているといえます。
- 選ぶだけで自動売買を始めたい初心者の方
- ゆくゆくは自分で戦略をカスタマイズしたい方
- 長期的な視点で自動売買に取り組みたい方
- 忙しくてチャートに張り付く時間がない方
まとめ
インヴァスト証券のトライオートFXは、初心者向けの「セレクト機能」と上級者向けの「ビルダー機能」を1つの口座で使い分けられる、自由度の高い自動売買サービスです。選ぶだけで始められる手軽さと、自分だけの戦略を組み立てられる本格的なカスタマイズ性を両立している点は、他の自動売買サービスにはない大きな魅力といえます。
一方で、含み損を抱えやすい設計やデモ口座がない点には注意が必要です。まずはセレクト機能で運用に慣れ、余裕を持った資金でじっくりと長期的な資産形成に取り組んでいくとよいでしょう。

