証拠金の必要最低額は、取引会社によって違いがあります。
また取引する通貨によっても異なってきます。
多くの場合、取引する額の4%以上の金額が必要とされています。
これを必要証拠金といいます。
ここでFXの解説でよく見かける「レバレッジ」が登場してきます。
必要証拠金とレバレッジの関係は根強いものです。
簡単に言うと、口座に最低限必要な証拠金(=取引額の4%)は、レバレッジ最大の25倍の状態で保たれています。
レバレッジを最大の状態で初めて、最低額での取引が可能になります。
取引する資金の最低額が知りたいとき、通貨購入額の4%を出すか、もしくは÷25で計算することが出来るのはこのためです。
レバレッジ最大25倍=取引額の最少額(4%)
どちらも同義であるということですね。
また、証拠金を増やすことによって、レバレッジが下がる関係にあります。
これらの詳しい説明は
⇒FXのレバレッジとは?で見ていきましょう。
■結局いくらあればいいの?
FX会社によって違いがあると書きましたが、注目したいのは「通貨単位」です。
通常FXは1万通貨単位での取引が行われています。
米ドルなら、1万ドルからの取引が可能ということです。
ただ1万ドルそのものを購入しようと思うと、1ドル=100円のときで100万円もかかってしまいます。
そこで、今回解説している証拠金を用います。
実際に通貨を購入するわけではないのですから、最低でも4%程度の証拠金が口座に入っていれば良い状態です。
この場合の資金は
100万×0.04(%)=4万円となります。
レバレッジの考え方を利用して、100万÷25(倍)を行っても同じ金額になります。
まとめると、1万通貨取引なら必要な資金は4万円ということになります。
100万円を全額用意しなくても良いのがFXの大きな特徴でしょう。
4万円でも資金が多く感じられる方は、少額対応のFX会社を選ぶことになります。
先ほどの1万通貨の10分の1である、1000通貨対応社ですね。
必要な資金は4万円の10分の1、4000円程度ととってもお手軽!
少ない資金でも始められる仕組みが、出来上がっているのがFXです。
投資家でない一般の方でも、FXを始められているのにはこういった背景があります。
少額から始めたい方は、
⇒1000通貨とは?少額取引のコツを紹介