ストキャスティクスとは?レンジ相場に強いテクニカル指標

  • 当サイトは証券外務員・FP1級保有者 税理士資格を保有する監修者が厳しくチェックしています。

    また、FX歴10年の橋本が執筆しています。PRを含みます。

    正確かつ客観性のある情報をお届けできるよう努めます。

  • ストキャスティクスとは?

    ●ストキャスティクス
    は、買われすぎ・売られすぎを
    2本線で見る指標です

    ストキャスティクスとは

    ストキャスティクス
    は、一定期間の
    高値・安値の中で、今の価格が
    どの位置にあるかを見る
    テクニカル指標です。

    0〜100%の範囲で
    表示され、一般的には
    80%以上で
    買われすぎ、20%以下で
    売られすぎの目安として
    使われます。

    RSIと似ています
    が、ストキャスティクスは
    2本の線を使って、勢いの
    変化やクロスを
    見られる点が特徴です。

    ただし、80%だから
    売る、20%だから
    買う、という単純な
    使い方は危険です。

    レンジ相場なのか、強い
    トレンドなのかを
    見分けたうえで
    使いましょう。

    ⇒RSIとの違いを確認する

    ⇒保ち合い相場を確認する

    ストキャスティクス
    は、レンジの端で
    「待つ理由」を作る
    指標です

    80%・20%の数字だけを
    見ると、強いトレンドで
    逆張りしてしまう
    ことがあります。
    使うなら、レンジ
    上限・下限、ローソク足
    支持線・抵抗線、逆指値の
    位置を同じ画面で
    確認できるかが重要です。

    レンジの端を
    見やすいFX口座を
    比較する

    ストキャスティクスの見方

    ストキャスティクスを
    見るときは、まず
    80%・50%・20%の
    位置を確認します。

    ストキャスティクスの見方

    80%以上

    買われすぎの目安です。
    上限付近で反落する
    可能性を考える場面です。

    20%以下

    売られすぎの目安です。
    下限付近で反発する
    可能性を考える場面です。

    50%付近

    買いと売りの勢いが
    中間に近い状態です。
    方向感が弱いときは
    無理に判断しない方が
    安全です。

    初心者は、80%・20%に
    到達したかだけでなく
    価格がレンジ上限・下限に
    近いかも必ず見ましょう。

    RSIとの違い

    RSIもストキャスティクスも
    買われすぎ・売られすぎを
    見るオシレーター系の
    指標です。

    ただし、見方には
    違いがあります。

    RSI

    1本のラインで、相場の
    勢いを0〜100%で
    確認します。

    ストキャスティクス

    2本のラインを使い
    位置だけでなく、クロスや
    勢いの変化も見ます。

    RSIよりも反応が
    早く出ることがあります
    が、そのぶんダマシも
    増えやすくなります。

    短期足だけで判断せず、上位足や
    ラインと合わせて
    確認しましょう。

    3つの線の意味

    ストキャスティクスの種類

    ストキャスティクス
    には、主に3つの値が
    あります。

    %K

    一定期間の
    高値・安値の中で、現在値が
    どの位置にあるかを
    示します。

    %D

    %Kを平均化した線です。
    %Kより動きが
    なめらかになります。

    %SD

    %Dをさらに
    平均化した線です。
    より落ち着いた
    動きになります。

    一般的には、%Dと%SDを
    使うスロー・ストキャスティクス
    の方が、ダマシを
    抑えやすいとされています。

    反応の早さを
    求めるならファスト、安定性を
    重視するならスローという
    考え方です。

    クロスを見る

    ストキャスティクス
    では、2本の線の
    クロスも判断材料に
    なります。

    ただし、クロスだけで
    売買するのではなく、どの
    位置でクロスしたかを
    見ます。

    ■ゴールデンクロス

    ストキャスティクスのゴールデンクロス

    ■デッドクロス

    ストキャスティクスのデッドクロス

    ゴールデンクロス

    20%以下の
    売られすぎゾーンで、短期線が
    長期線を下から上に
    抜ける形です。

    レンジ下限付近なら、反発を
    考える材料になります。

    デッドクロス

    80%以上の
    買われすぎゾーンで、短期線が
    長期線を上から下に
    抜ける形です。

    レンジ上限付近なら、反落を
    考える材料になります。

    クロスは、出た場所が
    重要です。

    相場の真ん中で
    出たクロスより、レンジ
    上限・下限付近で
    出たクロスの方が
    判断材料として
    使いやすくなります。

    ⇒ゴールデンクロス・デッドクロス
    の基本を確認する

    ダイバージェンスを見る

    ストキャスティクス
    では、ダイバージェンスも
    重要です。

    ダイバージェンスとは、価格と
    ストキャスティクスの
    動きが逆になる現象です。

    ストキャスティクスのダイバージェンス

    価格は上がっている
    のに、ストキャスティクスは
    下がっている

    上昇の勢いが
    弱まっている
    可能性があります。

    価格は下がっている
    のに、ストキャスティクスは
    上がっている

    下落の勢いが
    弱まっている
    可能性があります。

    ダイバージェンスは、反転を
    考える材料になります。

    ただし、これだけで
    売買を決めるのは
    危険です。

    ローソク足の
    終値、支持線・抵抗線
    上位足の流れ、損切り位置まで
    確認しましょう。

    ダブルトップ・ダブルボトムを
    確認する

    ストキャスティクスが
    使いやすい場面

    ストキャスティクス
    は、強いトレンドよりも
    レンジ相場
    使いやすい指標です。

    価格が一定の範囲で
    上下しているとき、上限
    付近・下限付近の
    判断材料になります。

    レンジ上限付近

    ストキャスティクスが
    80%以上にあり、デッドクロスが
    出るなら、反落を
    考える材料になります。

    レンジ下限付近

    ストキャスティクスが
    20%以下にあり、ゴールデンクロスが
    出るなら、反発を
    考える材料になります。

    大事なのは、指標の
    数字とチャート上の
    位置がそろっているかです。

    数字だけを見て
    入るのではなく、支持線・抵抗線
    ローソク足、時間足を
    合わせて確認しましょう。

    支持線・抵抗線を確認する

    注意点

    ストキャスティクスの注意点

    ストキャスティクスで
    一番危ないのは、80%・20%
    だけで逆張りすることです。

    強い上昇トレンドでは、80%
    以上に張り付いたまま
    上がり続けることが
    あります。

    強い下落トレンドでは、20%
    以下に張り付いたまま
    下がり続けることが
    あります。

    そのため、「80%だから売り」
    「20%だから買い」と
    決めつけると
    トレンドに逆らう取引に
    なりやすいです。

    移動平均線の
    向き、直近高値・安値
    ローソク足の終値、経済指標の
    有無も確認しましょう。

    ⇒MACDを確認する

    ⇒経済指標を確認する

    失敗しやすいパターン

    ① 80%を超えた瞬間に売る

    強い上昇トレンドでは、80%
    以上でもさらに
    上がることがあります。

    ② 20%を割った瞬間に買う

    強い下落トレンドでは、20%
    以下でもさらに
    下がることがあります。

    ③ クロスだけで判断する

    相場の真ん中で
    出るクロスは、ダマシに
    なりやすいです。

    ④ レンジ幅を見ない

    値幅が狭いレンジ
    では、スプレッド負け
    しやすくなります。

    ⑤ 損切りを置かない

    逆張りの判断が
    外れたとき、損失が
    大きくなりやすいです。

    ストキャスティクスは
    反転を考える道具です
    が、反転を保証する
    ものではありません。

    チェックリスト

    ストキャスティクスを
    使う前に、次の順で
    確認しましょう。

    □ 80%以上か、20%以下か

    □ レンジ相場か、強い
    トレンド相場か

    □ レンジ上限・下限に近いか

    □ ゴールデンクロス・デッドクロス
    の位置はどこか

    □ 上位足の流れと
    逆らっていないか

    □ 経済指標の前後ではないか

    □ 逆行したときの
    損切り位置を
    決めているか

    チェックがそろわない
    なら、80%・20%に
    届いていても無理に
    取引しない方が安全です。

    逆指値注文を確認する

    まとめ

    ストキャスティクス
    は、買われすぎ・売られすぎを
    0〜100%で見る
    テクニカル指標です。

    RSIと似ています
    が、2本の線を使って
    クロスや勢いの
    変化も確認できます。

    80%以上は
    買われすぎ、20%以下は
    売られすぎの目安です。

    ただし、強いトレンドでは
    80%以上や20%以下に
    張り付くことがあります。

    実戦では、レンジ
    上限・下限、ローソク足
    支持線・抵抗線、時間足
    損切り位置まで
    合わせて判断しましょう。