MACDとは?相場の流れを判断するテクニカル指標

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  • MACDとは?

    ●MACDは、相場の流れと勢いを確認するテクニカル指標です

    MACDとは

    MACDは、移動平均線を応用して、相場の方向感や勢いを読み取るための指標です。

    正式には「Moving Average Convergence Divergence」と呼ばれます。

    読み方は「マックディー」です。

    チャート上では、ローソク足の下に表示されることが多く、MACD線・シグナル線・ヒストグラムを見ながら判断します。

    MACDは、単に買いサイン・売りサインを探すものではありません。

    今の相場が上昇方向に傾いているのか、下降方向に傾いているのか、勢いが弱まっていないかを確認するために使います。

    ⇒移動平均線を確認する

    ⇒テクニカル分析の基本を確認する

    MACDは「クロスしたから即注文」ではなく、流れが続くかを見る指標です

    MACDは便利ですが、サインが遅れて出ることがあります。使うなら、MACD線・シグナル線・0ライン・ローソク足・移動平均線を同じ画面で確認できるかが重要です。チャートの見やすさ、時間足の切り替え、逆指値の入れやすさまで見て口座を選びましょう。

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    MACDを構成する3つの要素

    MACDを見るときは、まず3つの要素を確認します。

    MACDの見方

    ① MACD線

    相場の勢いを確認するための線です。

    シグナル線との位置関係を見て、流れが強まっているか弱まっているかを判断します。

    ② シグナル線

    MACD線の動きをならした線です。

    MACD線とシグナル線が交差する場面は、売買判断の材料になります。

    ③ ヒストグラム

    MACD線とシグナル線の差を棒グラフで表示したものです。

    2本の線が離れるほど、ヒストグラムは大きくなります。

    2本の線が近づくと、ヒストグラムは小さくなります。

    初心者は、まず「MACD線とシグナル線の位置」「0ラインの上下」「ヒストグラムの伸び縮み」を見ると理解しやすいです。

    0ラインを見る

    MACDでは、0ラインが重要です。

    0ラインは、相場の方向感を見るための基準になります。

    MACD線とシグナル線が0ラインより上

    上昇の流れが強いと考えやすい状態です。

    MACD線とシグナル線が0ラインより下

    下降の流れが強いと考えやすい状態です。

    同じクロスでも、0ラインの上で起きたのか、下で起きたのかで意味が変わります。

    クロスだけを見ず、0ラインの位置まで確認しましょう。

    ゴールデンクロスとデッドクロス

    MACDでよく使われるのが、ゴールデンクロスとデッドクロスです。

    ただし、クロスが出た瞬間だけで判断すると、遅れたエントリーになりやすいので注意します。

    ■ゴールデンクロス

    MACDのゴールデンクロス

    ■デッドクロス

    MACDのデッドクロス

    ゴールデンクロス

    MACD線がシグナル線を下から上に抜ける形です。

    0ラインより下で出たあと、上昇に転じる場合は買い材料になります。

    デッドクロス

    MACD線がシグナル線を上から下に抜ける形です。

    0ラインより上で出たあと、下落に転じる場合は売り材料になります。

    大事なのは、クロスだけでなく、クロスした場所とその後のローソク足です。

    クロスが出ても、すぐに反対方向へ戻ることがあります。

    クロス後の値動きを見る

    MACDのクロスは、相場の転換を考える材料になります。

    ただし、クロスが出たからといって、必ず大きなトレンドが始まるわけではありません。

    MACDのクロスと相場の動き

    見るべきポイントは、クロス後にローソク足が同じ方向へ伸びているかです。

    MACDが上向きでも、価格が伸びない場合は、勢いが弱い可能性があります。

    反対に、MACDのクロスとローソク足の流れがそろうと、判断材料として使いやすくなります。

    MACDは、ローソク足・移動平均線・支持線/抵抗線と合わせて確認しましょう。

    ローソク足の基本を確認する

    支持線・抵抗線を確認する

    MACDが使いやすい場面

    MACDは、相場に方向感が出ている場面で使いやすい指標です。

    特に、レンジを抜けてトレンドが出始める場面や、移動平均線の向きがそろっている場面で見やすくなります。

    ① トレンドが出始めた場面

    MACD線とシグナル線が0ライン付近から動き出すと、流れの変化を確認しやすくなります。

    ② 移動平均線の向きとそろっている場面

    移動平均線が上向きで、MACDも上向きなら、上昇の流れを考えやすくなります。

    ③ レンジを抜けた後

    保ち合いを抜けたあとにMACDも同じ方向へ動くなら、ブレイク後の確認材料になります。

    MACDは、単独で使うよりも、相場の流れを確認する補助として使う方が実戦的です。

    保ち合い相場を確認する

    利益確定の考え方

    MACDは、エントリーだけでなく、利益確定の判断にも使えます。

    ポイントは、MACD線とシグナル線の距離です。

    MACDを使った利益確定の考え方

    MACD線とシグナル線が大きく離れているときは、勢いが強い状態です。

    ただし、離れすぎたあとに距離が縮まり始めると、勢いが弱まっている可能性があります。

    ヒストグラムが小さくなり始める場面も、トレンドの勢いが落ちているサインとして見られます。

    利益確定を考えるときは、MACDの反転だけでなく、直近の高値・安値や支持線/抵抗線も確認しましょう。

    伸びている利益を守りたい場合は、OCO注文や逆指値注文を使って出口を先に決めておくと管理しやすくなります。

    OCO注文を確認する

    MACDで失敗しやすいパターン

    ① クロスした瞬間だけで入る

    MACDは遅れてサインが出ることがあります。クロス後のローソク足も確認しましょう。

    ② 0ラインを見ない

    同じクロスでも、0ラインの上か下かで意味が変わります。

    ③ レンジ相場で何度も売買する

    方向感がない相場では、MACDのクロスが何度も出てダマシになりやすいです。

    ④ 経済指標前後に使う

    重要指標の前後は、テクニカルの形を無視して急に動くことがあります。

    ⑤ 損切りを決めずに入る

    MACDのサインが外れたとき、どこで撤退するかを先に決めておきましょう。

    MACDは、売買の答えではなく、相場の流れを確認するための道具です。

    ⇒経済指標を確認する

    ⇒逆指値注文を確認する

    MACDを見るときのチェックリスト

    MACDを使う前に、次の順で確認しましょう。

    □ MACD線とシグナル線はどちらが上か

    □ 0ラインより上か下か

    □ ヒストグラムは伸びているか、縮んでいるか

    □ ローソク足の流れと同じ方向か

    □ 移動平均線の向きとそろっているか

    □ レンジ相場で無理に使っていないか

    □ 経済指標の前後ではないか

    □ 損切りと利益確定の位置を決めているか

    チェックがそろわないなら、MACDがクロスしていても無理に取引しない方が安全です。

    MACDのまとめ

    MACDは、移動平均線を応用したテクニカル指標です。

    MACD線・シグナル線・ヒストグラムを見ながら、相場の流れや勢いを確認します。

    ゴールデンクロスは買い材料、デッドクロスは売り材料として見られますが、クロスだけで売買を決めるのは危険です。

    特に重要なのは、0ライン、ローソク足の流れ、移動平均線の向き、損切り位置です。

    口座を選ぶときは、MACDの表示だけでなく、チャートの見やすさ、時間足の切り替え、ラインの引きやすさ、逆指値やOCOの入れやすさまで確認しておきましょう。