●移動平均線は、一定期間の終値を平均して
チャート上に線で表示したテクニカル指標です

移動平均線は、英語でMoving Averageと呼ばれます。
チャート上では、MAと表記されることが多いです。
ローソク足が細かく上下していても
移動平均線を見ると、大きな流れを確認しやすくなります。
ただし、移動平均線は未来を当てる線ではありません。
見るべきなのは、線の傾き、ローソク足との位置、線同士の並びです。

●移動平均線は、一定期間の終値を平均して
チャート上に線で表示したテクニカル指標です

移動平均線は、英語でMoving Averageと呼ばれます。
チャート上では、MAと表記されることが多いです。
ローソク足が細かく上下していても
移動平均線を見ると、大きな流れを確認しやすくなります。
ただし、移動平均線は未来を当てる線ではありません。
見るべきなのは、線の傾き、ローソク足との位置、線同士の並びです。

移動平均線は、一定期間の終値の平均をつないだ線です。
たとえば5日移動平均線なら、直近5日分の終値の平均を使います。
25日移動平均線なら、直近25日分の終値の平均を使います。
短い期間の線は、値動きに反応しやすくなります。
長い期間の線は、大きな流れを見やすくなります。

移動平均線の傾きが上向きなら、上昇の流れが意識されやすくなります。
下向きなら、下降の流れが意識されやすくなります。
横ばいなら、方向感が弱いレンジ相場になりやすいです。

移動平均線は、期間によって見えるものが変わります。
短期線:直近の勢いを見る
中期線:数週間程度の流れを見る
長期線:大きな方向を見る
よく使われる例として、5日、10日、20日、25日
75日、200日などがあります。
正解の期間は1つではありません。
大事なのは、自分が見ている時間足と
取引スタイルに合っているかです。
短期売買なら短めの線、スイングなら中期線
長期の方向確認なら長期線を参考にしやすくなります。
移動平均線は、次の順番で見ると迷いにくくなります。
① 傾き
上向きなら買いが強い可能性
下向きなら売りが強い可能性を見ます。
② 位置

ローソク足が移動平均線の上にあるか
下にあるかを見ます。
③ 距離

ローソク足が移動平均線から
離れすぎていないかを見ます。
線から離れすぎた価格は
いったん平均線へ戻る動きが出ることもあります。
強いトレンドではそのまま伸びることもありますが
初心者は離れすぎた場所で飛び乗らない方が安全です。
移動平均線は、ローソク足との位置関係で流れを確認できます。
■買い候補になりやすい形

ローソク足が移動平均線の下から上に抜けると、上昇方向が意識されることがあります。
ただし、抜けた瞬間だけで判断しないでください。
終値で上に残ったか、上位足の流れはどうか、直近高値を超えられるかを確認します。
■売り候補になりやすい形

ローソク足が移動平均線の上から下に抜けると、下降方向が意識されることがあります。
こちらも、抜けた瞬間だけで決めるのは危険です。
終値、直近安値、支持線、経済指標の予定まで確認しましょう。
移動平均線の抜けは、売買の決定ではなく、確認ポイントです。

移動平均線を2本以上使うと、相場の流れの変化を見やすくなります。

■ゴールデンクロス
短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に抜く形です。
上昇方向が意識されやすいサインとして使われます。
■デッドクロス
短期の移動平均線が、長期の移動平均線を上から下に抜く形です。
下降方向が意識されやすいサインとして使われます。
ただし、クロスだけで売買を決めるのは危険です。
クロスは、相場の変化を知らせるヒントです。
売買の決定ではなく、次に確認する合図として使いましょう。
■クロスの信頼度を見るポイント
① 線の傾き
短期線と長期線が同じ方向へ傾いているかを見ます。
② 価格の位置
ローソク足が移動平均線の上か下かを確認します。
③ 直近高値・安値
ゴールデンクロスなら高値を超えられるか、デッドクロスなら安値を割るかを見ます。
④ 上位足の流れ
短期足だけでなく、4時間足や日足の方向も確認します。
⑤ レンジ相場ではないか
横ばい相場では、クロスが何度も出てダマシになりやすいです。
強いクロスとは、線が交わることではなく
相場全体の流れが同じ方向にそろうことです。
移動平均線は、ただ表示するだけでは意味がありません。
実戦では、トレンド・押し目・戻り・離れすぎを確認するために使います。
■1. パーフェクトオーダー
パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の
移動平均線が、きれいに順番通りに並ぶ状態です。
上昇の場合は、上から短期線・中期線・長期線の順に並びます。
下降の場合は、上から長期線・中期線・短期線の順に並びます。
3本の線が同じ方向を向いていると
強いトレンドが意識されやすくなります。
ただし、完成した瞬間に飛び乗るのは危険です。
すでに価格が伸びきっている場合があります。
■2. 押し目買い
押し目買いは、上昇トレンド中に価格が移動平均線へ近づき
反発する場面を狙う考え方です。
上向きの移動平均線は
支えの目安として意識されることがあります。
ただし、線に触れたから買うのではありません。
ローソク足の反発、直近高値、支持線
上位足の方向を合わせて確認します。
■3. 戻り売り
戻り売りは、下降トレンド中に価格が移動平均線へ戻り
そこから再び下がる場面を狙う考え方です。
下向きの移動平均線は、上値を抑える
目安として意識されることがあります。
こちらも、線に触れただけで売るのは危険です。
ローソク足の反落、直近安値
抵抗線、上位足の方向を確認しましょう。
■4. グランビルの法則と乖離

グランビルの法則は、価格と移動平均線の位置関係から
買い場・売り場を考える見方です。
初心者は、細かい型をすべて暗記する必要はありません。
上向きの線を価格が上抜ける:上昇開始の候補
上向きの線まで下げて反発する:押し目買いの候補
下向きの線を価格が下抜ける:下降開始の候補
下向きの線まで戻って反落する:戻り売りの候補
また、ローソク足が移動平均線から大きく離れることを
乖離が大きい状態といいます。
移動平均線から離れすぎた場所で飛び乗ると
平均へ戻る動きに巻き込まれやすくなります。
乖離を見る目的は、天井や底を当てることではありません。
今から入るには遅すぎないかを確認することです。
移動平均線は万能ではありません。
特に、レンジ相場ではダマシが増えやすくなります。
① 線が横ばい
方向感が弱く、上抜け下抜けが続きやすくなります。
② ローソク足が線を何度もまたぐ
買いサインと売りサインが交互に出やすくなります。
③ 経済指標の前後
チャートの形よりニュースや金利材料で動きやすくなります。
移動平均線が横ばいなら、無理に売買しない判断も大切です。
① クロスだけで売買する
ゴールデンクロスやデッドクロスはサインの候補です。
確定ではありません。
② 期間を増やしすぎる
線を増やしすぎると、どれを信じるべきか分からなくなります。
③ 短期足だけで判断する
5分足で上向きでも、日足では下落中ということがあります。
④ 線から離れすぎた場所で入る
伸びた後に飛び乗ると、平均線への戻りで損失になりやすいです。
⑤ 損切り位置を決めない
移動平均線が外れたとき
どこで撤退するかを先に決めましょう。
移動平均線は、入る理由だけでなく
見送る理由にも使います。
売買前に、次の順で確認しましょう。
□ 上位足の移動平均線は上向きか下向きか
□ ローソク足は線の上か下か
□ 線から離れすぎていないか
□ 短期線と長期線の並びは自然か
□ ゴールデンクロス・デッドクロスだけで判断していないか
□ パーフェクトオーダーなら、価格が離れすぎていないか
□ 押し目買い・戻り売りの形になっているか
□ 移動平均線が横ばいでダマシが増えやすい場面ではないか
□ 直近の高値安値と重なっているか
□ レンジ相場ではないか
□ 経済指標の前後ではないか
□ 入る前に利確と損切りを決めたか
このチェックがそろわないなら、移動平均線が見えていても取引を見送る方が安全です。
移動平均線を使う前に、FX全体の流れをもう一度整理したい人は
漫画解説も確認しておきましょう。

チャート分析は、注文方法や損切りと
セットで使うと理解しやすくなります。
移動平均線は、一定期間の終値の平均をつないだ線です。
相場の方向、ローソク足との位置、価格の離れすぎを確認するために使います。
大事なのは、ゴールデンクロスや
デッドクロスだけで売買しないことです。
移動平均線は、トレンド相場では使いやすい一方
レンジ相場ではダマシが増えやすくなります。
初心者は、線の傾き、価格の位置、短期線と長期線の並び
直近の高値安値を合わせて見ましょう。
さらに、ゴールデンクロス・デッドクロスは変化の合図、パーフェクトオーダーはトレンドの強さ、乖離は飛び乗りすぎを防ぐ目安として使いましょう。
移動平均線は、勝つための魔法ではありません。
相場の向きと、見送るべき場面を判断するための基本ツールです。