●経済指標とは？

FX取引をする際には皆、相場の予測を行います。

予測の材料に使われるのが、テクニカル指標やファンダメンタルズ指標です。

今回はファンダメンタルズ指標について解説を行っていきます。

■ファンダメンタルズ指標とは？

ファンダメンタルズ分析は、国の経済状況や情勢を見て今後の値動きを予想するものです。

例えば、GDP(経済成長率)や雇用情勢、金利政策などをもとにしていきます。

さまざまな経済の目安を「経済指標」と呼び、これによって景気の良し悪しを判断することになります。

その国の景気や経済状況が良くなれば通貨価値は上がりますし、逆に悪くなってしまうと下落傾向に進みます。

通貨の人気に経済指標は大きく関わっていると言えます。

FXのマーケット情報は、車のライトと同じくらい大切なものです。

これを知っているのと知らないのでは、目の前の明るさに違いが出てきます。

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FXが初めての時は何かと聞きたくなるものですし、不安になることも多いです。

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経済指標は、各国によって発表されるタイミングがあります。

時期は事前に決まっており、FX会社のカレンダーなどで確認が出来ます。

経済指標が発表された時点で、相場が大きく変動する可能性があります。

全ての指標に当てはまる訳ではないのですが、いくつかメジャーな指標はおさえておきましょう。

相場の傾向が分かりやすいのが特徴ですが、読みが苦手な初心者のうちは、予想を外してしまうと損失のリスクにもなります。

そのため、発表時の取引は見送る場合も多いです。

逆にチャンスと捉え、指標発表のタイミングのみを狙ったトレーダーも存在します。

経済指標だけでも十分に利益を狙っていけるということですね。

⇒重要な経済指標一覧を見る

注意しなくてはいけないのは、FXに絶対はないということです。

FX会社で、専門家の今後の予想が紹介されている場合もあります。

経済指標の予想値も、過去のデータから分析して掲載されていることも。

しかし、これらが寸分違わず必ず当たるとは言い切れないのです。

未来のことは誰にも分からないので、経済指標やマーケット情報に絶対はあり得ません。

もし自分の予想と違う動きをした場合には、早めの損切り判断ができると強いです。

相場変動のきっかけや、節目を知るための指標であるということには違いはないので、活用の仕方が大切です。

⇒損切り出来ない人はFXに負ける？

FX初心者のうちは使い方に不安があったり、予想を大きく外してしまったりするかもしれません。

FX会社では、無料練習が行えるFXデモトレードがあります。

体験の際から本番を意識して取引しておくと有利です。

徐々に慣れてくると、複数の情報も処理できるようになります。

ファンダメンタルズだけでは不安な方は、テクニカル指標も活用しましょう。

多くの情報を取り入れることで、判断の精度が上がっていくのです。

取引経験を多く積んで、熟練のトレーダーを目指しましょう！

経済指標を練習で使う
⇒FXを無料で練習できるデモトレードとは

続いてFXブロードネットの経済指標カレンダーです。

こちらもページが月単位での表示になっています。

数値も外為オンラインと同じ3段階表示です。

ただ違うのは、重要な経済指標に★マークが付いて分かりやすくなっていることです。

どの指標を見て良いか分からない方は特に、こういったマークを利用していきたいですね。

別ページで、各経済指標の解説をフォローしてくれている親切さも光ります。

会社について詳しくは、
⇒FXブロードネットの魅力は？

こちらはGMOクリック証券の注目の経済指標ページです。

重要な経済指標を★で段階表示し、重要指標を分かりやすく分けてくれます。

アイコンが大きくカラフルで見やすいですね。

GMOクリック証券は、その他にもマーケット情報が充実しているFX会社です。

主な内容は…

・為替ニュース
・FX最新予想
・FXレポート
・リアルタイム為替チャート

などですね。

情報口座として持っていても活躍してくれるFX会社です。

会社について詳しくは、
⇒GMOクリック証券は少額取引向け

では実際に、FX会社で掲載されている経済指標を見ていきます。

こちらは外為オンラインのマーケットカレンダーになります。

ページが月ごとの表示になっているため、FX初心者もお目当ての経済指標を見つけやすいです。

取引している通貨ペアに含まれる国の国旗を、目視で追っていくのもいいですね。

過去のデータも確認することができます。その数は物凄い年数にのぼります。

また指標値を前回の数値・予想される数値・結果に分けて掲載してくれるので、繰り返し確認できる作りになっています。

外為オンラインは、マーケット情報が豊富なFX会社です。

これだけの内容が無料で読めてしまうのですから、使わない手はありません。

会社について詳しくは、
⇒外為オンラインの人気の秘密は？

経済指標の中でも、重要なものを一覧にしてみました。

重要度を5段階で評価しています。

雇用統計
重要度
★★★★★
毎月第一金曜日発表

経済指標の王様とも言われるのが、この「雇用統計」です。発表時の為替市場はお祭り騒ぎになります。

特に注目すべきは「非農業部門雇用者数」と「失業率」です。予想数字と実数字との差が為替相場に大きな変動をもたらします。

発表後一瞬で1円=100pips動くことも珍しくない、経済指標の中でも特に注意すべき指標です。

ADP雇用統計
重要度
★★★★☆
雇用統計の2日前に発表

雇用統計の先行指標とも言われる指標です。

民間大手給与計算会社ADP社による4000万人の給与データを元に算出します。政府機関の雇用が含まれていませんが、本家の雇用統計と同じぐらい注目度も市場影響度も高くなります。

GDP
重要度
★★★★☆
毎月下旬発表

景気動向の総合的判断に使われる指標です。

四半期ごとの発表ですが「速報値→改定値→確定値」と3回発表されるため、毎月発表されることになります。

特に「4月・7月・10月・1月」に出る速報値がインパクトが大きくなります。注目度も市場影響度も非常に大きいです。

消費者物価指数(CPI)
重要度
★★★★☆
毎月中旬発表

インフレ系の最重要指数です。

金利と深い関係があるため常に高い注目度になります。

小売・サービス価格を調査し、物価の水準を測定したもの。食料品とエネルギーを除いた「コア指数」が特に重要視されます。

中古住宅販売件数
重要度
★★★★☆
毎月下旬発表

景気動向の重要指数です。

景気と関連深く、先行性が高い指数になります。中古住宅で所有権移転が完了したもの。

季節や天候の影響を受けやすく、予想と違った結果が出やすいです。金融政策変更時には特に重要視されます。

中古住宅販売保留
重要度
★★★★☆
毎月10日発表

景気動向の重要指数です。

景気と関連深く、先行性が高い指数になります。中古住宅で契約は成立しているが所有権移転が完了していないもの。

「中古販売件数」と同じくらい市場への影響力があり、予想と大きく違った結果が出やすいです。

ISM製造業景況指数
重要度
★★★★☆
毎月第一営業日発表

景気動向の重要指数です。

各企業の役員へのアンケート結果。「生産・新規受注・在庫・入荷遅延・雇用」などを前月と比較して「良い・同じ・悪い」の三段階で評価されます。

注目度は高く、市場への影響力があります。