ロスカットとは?強制決済と証拠金維持率をわかりやすく解説

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  • ロスカットとは?

    ●ロスカットは、含み損が一定水準を
    超えたときにポジションが強制決済される仕組みです

    ロスカットとは

    FXで含み損が大きくなると
    FX会社のルールにより保有ポジションが
    強制決済されることがあります。

    これがロスカットです。

    ロスカットは、損失の拡大を
    止めるための最終ラインです。

    強制決済される時点で
    すでに口座の余力は少なくなっています。

    相場が急変した場合は、想定より不利な価格で
    決済されることもあります。

    大事なのは、ロスカットされる前に
    数量を落とす・損切りする
    取引を止める判断です。

    ⇒マージンコールとの違いを確認する

    最初に見るのはこの3つ

    1. 証拠金維持率
    2. 取引数量
    3. 損切り位置

    証拠金維持率を見る

    ロスカットを理解するなら、まず見る数字は証拠金維持率です。

    証拠金維持率を確認する

    証拠金維持率の基本

    有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

    有効証拠金

    口座資金に、含み益や
    含み損を反映した金額です。

    必要証拠金

    ポジションを持つために必要な証拠金です。

    証拠金維持率

    口座にどれだけ余力があるかを示す数字です。

    証拠金維持率が下がるほど
    ロスカットに近づきます。

    ロスカット基準はFX会社ごとに違います。
    取引前に確認してください。

    マージンコールとの違い

    マージンコールとロスカットは似ていますが、意味は違います。

    マージンコールとロスカットの違い

    マージンコール

    証拠金維持率が下がったことを知らせる警告です。
    まだ対応できる可能性があります。

    ロスカット

    証拠金維持率がさらに下がり
    FX会社のルールでポジションが
    強制決済される状態です。

    マージンコールは警告、ロスカットは強制決済です。

    ロスカットが近づく流れ

    ロスカットは、突然起きるように見えても
    実際には順番があります。

    ポジションを持つ

    相場が逆行する

    含み損が増える

    有効証拠金が減る

    証拠金維持率が下がる

    マージンコールやロスカットに近づく

    この途中で止めることが大切です。

    数量を落とす、損切りする、新規取引を止める。
    この判断が遅れるほど、強制決済に近づきます。

    ロスカットされやすい原因

    ロスカットされる原因は
    相場予想の失敗だけではありません。

    多くの場合、取引前の設計に問題があります。

    ① 数量が大きすぎる

    同じ値動きでも、数量が大きいほど
    含み損は大きくなります。

    ② 資金が少なすぎる

    必要証拠金ぎりぎりだと
    少し逆行しただけで危険水域に入ります。

    ③ 損切りを入れていない

    損失を止める場所がないと
    判断が遅れてロスカットに近づきます。

    ロスカット対策は、根性ではなく設計です。

    取引前に、数量、損切り幅、許容損失額を決めましょう。

    対策① 数量を小さくする

    ロスカットを遠ざける一番現実的な方法は、取引数量を小さくすることです。

    追加入金より先に、まず数量を見直してください。

    数量を下げる効果

    ・同じ値動きでも損失額が小さくなる

    ・証拠金維持率が下がりにくくなる

    ・損切り判断を冷静にしやすくなる

    初心者は、勝てる数量ではなく、負けても続けられる数量から始めましょう。

    少額取引を確認する

    対策② 損切りを先に置く

    ロスカットを避けるには、損切りを後回しにしないことです。

    注文する前に、撤退ラインを決めます。

    注文前に決めること

    ・いくらまで逆行したら切るか

    ・1回の損失を何円までにするか

    ・逆指値をどこに置くか

    ・損切り後にすぐ入り直さないか

    損切りは負けではなく、資金を残すための撤退です。

    逆指値やOCOを使えるようにしておくと、損切りを事前に決めやすくなります。

    逆指値注文を確認する

    注文方法を確認する

    対策③ 指標前は軽くする

    雇用統計、政策金利、要人発言などの前後は、相場が急変しやすくなります。

    急変時は、スプレッドが広がったり、想定より不利な価格で決済されたりすることがあります。

    初心者は、重要指標前に無理にポジションを持たない方が現実的です。

    指標前にやること

    ・ポジションを小さくする

    ・損切り位置を確認する

    ・証拠金維持率を確認する

    ・発表直後の成行注文を避ける

    経済指標の見方を確認する

    為替が動きやすい時間帯を確認する

    追加入金は最後に考える

    ロスカットが近いと、追加入金で耐えたくなることがあります。

    ただし、根拠なく入金すると、損失を先延ばしするだけになることがあります。

    追加入金の前に、数量、損切り、相場シナリオを確認しましょう。

    追加入金前の確認

    ・損切りを入れているか

    ・含み損の理由を説明できるか

    ・さらに逆行した場合の損失額を計算したか

    ・生活資金を使っていないか

    入金で耐える前に、そもそも取引数量が大きすぎないか確認してください。

    取引前チェック

    取引前に、次の項目を確認しましょう。

    ロスカット前チェック

    □ 証拠金維持率を見た
    □ ロスカット基準を見た
    □ 数量を大きくしすぎていない
    □ 損切り位置を決めた
    □ 重要指標の時間を見た
    □ 追加入金以外の撤退案がある

    このチェックが通らないなら、取引を急がない方が現実的です。

    まずは少額、デモ、または取引数量を下げて操作に慣れましょう。

    デモトレードを確認する

    公式情報を確認する

    ロスカットや証拠金のルールは、FX会社ごとに違います。

    取引前に、自分が使う会社の取引ルールと公式情報を確認しましょう。

    金融庁:いわゆる外国為替証拠金取引について

    金融先物取引業協会:ロスカット・ルールの整備・遵守の義務付け

    金融先物取引業協会:個人顧客を相手方とするFX取引に係る証拠金規制

    記事だけで判断せず、申し込み前に必ず公式情報を確認してください。

    ロスカットを管理しやすい
    口座を選ぶ

    ロスカットそのものを完全に避けることはできません。

    ただし、取引前に管理しやすい環境を選ぶことはできます。

    口座選びで確認すること

    証拠金維持率を見やすいか
    逆指値やOCOを使いやすいか
    少額で取引できるか
    スマホアプリで損益を確認しやすいか
    公式サイトでロスカット水準を確認できるか

    初心者向けFX口座を確認する

    申し込み前には、各社公式サイトで最新の取引条件、ロスカット水準、リスク説明を確認してください。

    ロスカットのまとめ

    ロスカットは、含み損が一定水準を超えたときにポジションを強制決済する仕組みです。

    損失の拡大を止める役割はありますが、万能ではありません。

    ロスカット対策で大事なのは、強制決済される前に自分で退避することです。

    証拠金維持率を見る。

    数量を小さくする。

    損切りを先に置く。

    重要指標前は軽くする。

    この4つを確認してから取引しましょう。