OCO(オーシーオー)注文は、2つの注文を同時に出せる注文方法です。

いずれか一方が成立すると、もう一方がキャンセルされるのが特徴です。

OCOとは元々、「One Cancels the Other」という言葉の略なのですね。

例えば決済注文に用いて、指値注文と逆指値注文を2つ同時に出します。
指値による利益確定と、逆指値による損切りを同時に出すことが出来る便利な方法です。

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新規注文・決済注文どちらにも使えるほか、指値と指値同士など価格帯の違う同じ注文を2つ同時に出すことも可能です。

既に持っているポジションにこの注文を出すことで、ほったらかしでも取引が成立します。
自動売買の一面を持った、非常に使い勝手の良い注文方法です。

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では実際にチャートの動きを意識しながら、OCO注文の使い方の例を見てみましょう。

OCO注文は新規注文・決済注文のどちらでも使用が可能です。

ただ使用方法としては、決済で用いることが多いようですね。

※画像は外為オンライン様のものをお借りして使用しています。

■新規注文で使う場合

新規注文でOCO注文を行います。

図のように現在の価格が120円のとき、121円に指値注文、119円に逆指値注文を同時に出すことが出来ます。

どちらもこのままトレンドに乗って上昇・下落を続けることを見越して売りに注文を入れています。

■決済注文で使う場合

＜利益確定と損切りを同時に行う＞

OCO注文を使う目的で一番メジャーで分かりやすいのが、利益確定と損切りの注文を同時に行うことです。

例えば以前価格が120円だったときに、成行注文等で既に買いポジションを持っていたとしましょう。

この後、価格が上昇して利益になることを見越して入れるのが指値です。
また、予想に反して動いてしまったときの損切りのために、逆指値も一緒に設定しておきます。

後はどちらかの注文が約定するのを待つだけです。
一方の注文がが通れば、もう一方は自動的にキャンセルされるので、設定後はそのまま放っておいても大丈夫ということになります。

＜利益確定と利益確定を同時に行う＞

同時に出す注文は、必ずしも逆でなくてはいけないという訳ではありません。

指値と指値、逆指値と逆指値の組み合わせでも用いることが出来ます。
図は指値2つで利益確定を行う場合です。

119円よりも下で既に買いポジションを持っています。

現在は大きくトレンドに乗って120円付近まで到達しました。

このままトレンドが続くと予想する場合は121円に売りで指値注文を入れます。

もしトレンドが終わってしまったとしても、119円に指値注文を入れておけば、損に転じることはありません。

どちらも利益確定のための指値注文です。

OCO注文は場合と組み合わせによって多彩な使い方の出来る注文方法と言えるでしょう。

OCO注文は基本的に、決済注文で指値・逆指値を同時に使う場合が多いようです。

上記の例のようにパターンに当てはまらない例もありますが、使いどころが限定されるので注意が必要です。

また、指値・逆指値を間違えてしまうケースもあります。

指値は有利な値段に入れて利益確定、逆指値は不利な値段に入れて損切り、と役割が決まっています。

間違って使わないように、不安な方は下記ページでおさらいしてみてください。

⇒指値　⇒逆指値

またデモトレードを使って、実際に自分で注文を出して見ながら覚えるというのも有効です。

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実際の取引ツールでOCO注文を出してみましょう。

使用するのは外為オンラインの取引ツールです。

⇒外為オンラインについて詳しくは

オレンジ色の枠に注目して、適宜内容を選択していきましょう。

また、画面はデモトレードで同じものです。
初めての方でも安心して練習できるので、ぜひ利用してみてください。

■新規注文で使う場合

まずはツールにログインしましょう。
ホーム画面から注文画面を呼び出します。

注文をするには上タブの「新規注文」ボタンか、取引したい通貨ペアをクリックしましょう。

「注文方法」はOCO注文を選択します。

「クイック+OCO」や「If done+OCO」もOCO注文を用いた注文方法ですが、こちらは決済注文に使用する場合ですので後に説明します。

注文1、注文2にお好みで条件を加えていきましょう。

買いの場合は、指値注文は今より安いレートを、逆指値注文は高いレートを入れることになります。

売りの場合は逆で、指値なら今より高いレートを、逆指値は安いレートを設定しましょう。

■決済注文で使う場合

既に成行注文などでポジションを持っている際に、決済注文でOCOを扱います。

ポジジョンをクリックしたら、決済注文入力の画面を呼び出しましょう。

「注文種類」をOCOに切り替えるとこちらの画面になります。

売買は自動的に逆に設定されていますので、注文方法や指定レートを設定していきましょう。

売りなら指値は今より高い値段を、逆指値は安い値段を指定することになります。

買いなら逆で、指値は安い値段を、逆指値は高い値段を設定しましょう。

指値・逆指値を必ずどちらも使わないといけない訳ではなく、他の注文方法を用いることも出来ます。
ただし、FX会社やツールごとに異なりますので注意して取引しましょう。

＜その他の決済パターン＞

外為オンラインには、あらかじめ「クイック+OCO」や「If done+OCO」が用意されています。

これは新規注文を成行・IFD注文を行い、決済にOCOを設定する方法です。

1度に一連の流れを設定出来るので大変便利な注文方法になっています。

⇒「If done+OCO」についてはコチラ

また新規・決済共に、注文が約定された場合には外為オンラインより通知がされます。

お任せ状態にしていても状況が分かるので安心ですね。

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